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②基本情報の確認

 

 

 

 

 

まずは、骨組みとなる8つの基本情報の確認です。より詳しい説明は、他のサイトでも調べられると

思いますのでそちらをどうぞ。

 

 

1 『深秘録』と『紺珠伝』は、二作品で一つの物語を形成している。

 

『深秘録』と『紺珠伝』の両作品で、同じ月の都のオカルトボールが登場。どうやらそれが、幻想郷で都市伝説が蔓延するに当たり、重要な働きをしているらしい。『紺珠伝』においても、「アポロは月に行っていなかった」という都市伝説が広まっており、未だに『深秘録』の都市伝説騒ぎが継続しているとも言える。

 

2 月の都の異変は、『儚月抄』の時点で既にスタートしていた。

 

当時は読んでもよく理解出来なかったため、ずっと忘れていたのだが、『儚月抄』の時点で月の新興

勢力は動き始めていたのだ。アポロが立てた人間の旗を何とかして引き抜いたり、「地上からの侵入者の痕跡」は永琳たちによる月の都への逆襲だという嘘の噂を流したり、とにかく策謀が大好きな連中が当時から蠢いていたのである。(儚月抄は黒歴史、って何ぞ)

 

3 菫子は『深秘録』の異変の黒幕ではなく、操られていただけ。

 

幻想郷に月の都のオカルトボールを紛れ込ませた、月の都の新興勢力、或いは真の黒幕。こいつらが、

二作品に渡って様々なことを画策しているのはほぼ確実。菫子ですら誰かに操られていたということは、

霊夢も気付いていた。しかし、『深秘録』では真の黒幕の正体は明らかにされなかった。

 

4 月の都のオカルトボールが正常に発動すれば、月の都と幻想郷は直通になっていた。

 

結局、これは霊夢によって阻止された。しかしその後、『紺珠伝』において幻想郷と月の都が夢で

繋がっていることに気が付く。どうも、以前から精神世界で繋がっていたらしい。

槐安(かいあん)通路と呼ぶそうだ。

 

5 妖怪には認識不能な金属製の蜘蛛、キュリオシティが徘徊している。

 

通った後では草木が枯れ、霧も消え、何も無い状態となる。また、月から妙な波動が飛んで来ている

らしいのだが、月の変化に敏感なはずの妖怪には、どちらも認識不能

っていうか、月の話のはずなのに、何故か登場したのは火星探査車?

 

 

6 「浄化」という言葉を盛んに耳にする。しかし、その言葉は多義的。

 

「浄化」について、霊夢は「嫌な予感がする」と話した。しかし、この言葉には複数の意味が込め

られているようにも思える。清蘭は一度、邪魔者を排除することを「浄化」と呼んだが、彼女や鈴瑚の言葉を聞いていると、より規模の大きなものにも聞こえてくる。そして、謎の探査機キュリオシティに

より、地上の一切の物を消滅させることもまた「浄化」の一環に入るそうだ。

 

7 永琳によれば、異変解決の鍵は人間が握っている。

 

人間達では、「彼奴」に勝ち目は無い。妖怪には干渉不能だし、自分たちが出て行っては「彼奴」の

思う壺。未来が見えるようになる「紺珠の薬」で人間達を強化し、月の都へ向かわせるしか解決策は

ない、という流れ。

 

8 『深秘録』という作品そのものが、紺珠伝へと続く一つの巨大な伏線。

 

2015年は「東方Project」にとって大転換の年。『深秘録』で宇佐見菫子なる者が登場してしまった

以上、こうも思えて来る。

「もう次回作にどんなラスボスが来てもおかしくないし、何が起きても驚きはしない」

このような状況を創り出すことに、ZUNは成功したのだ。我々は、次回作で何が起きようとも、

受け入れることが出来るように調教されてしまったのである!

 

 

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